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2007.09 モルディブダイブクルーズ

2007年9月に念願のモルディブダイブクルーズに参加した時の旅行記です。
新艇アイランドサファリロイヤル号の初クルーズに乗船するはずが、ロイヤル号の準備が間に合わず、
最終クルーズを終えた(はずの)スーパーデラックス号での出航となり、取材で来ていたダイビング雑誌のカメラマン、
日本人スタッフはじめ我々参加者もハラハラ不安の幕開けとなりました・・・

 

1日目 2007年9月29日(土)  スリランカ航空でモルディブへ
8月末にセブ島へ行ったばかりでお金が無いというのに、"キャンペーン料金"と"スーパーデラックス号の最終クルーズか新艇ロイヤル号の初クルーズに乗船できる"という言葉に釣られてモルディブ行きを決定。
結局「新艇に乗ってみよう!」ってことで、Toboとロイヤル号クルーズに参加することにしました。

しかし数日前になって「すみませーん、ロイヤル号の就航準備が間に合わないかもしれないんです。その場合はスーパーデラックス号で出航しますので・・・」という1本の電話が。。。
不安な気持ちを抱きつつも久々のスリランカ航空で5年振りのモルディブへ向けて出発。

離陸して2時間後くらいに機内食が提供されました。
残念ながらカレーは出なかったけど、「ビーフ」も「フィッシュ」も美味しかった♪

ご飯に錦糸玉子とうなぎの蒲焼を乗せた「フィッシュ」。
タレもいい具合にかかっていてとても美味しかった。

照り焼きソースの様なもで牛肉と赤ピーマンをからめ、パスタに乗せた「ビーフ」。
何と言っても絶品だったのがサーモンとシュリンプのマリネ。
サーモンは脂がのっていて、エビはプリプリで最高でした!
「おいしかった」と言っても私の場合、胃袋はお酒の為にあるようなものなので、ちょっと味見という程度にしか口にしていませんが。。。

天気が良かったので窓からの眺めも良く、お酒もおいしく喉を通ります♪

食事も終わりお腹いっぱいでウトウトしている人がチラホラ出てきました。
そんな中私はというと、詰め込めるだけお腹にウイスキーを詰め込み続けるのでした。。。
定刻より遅れてコロンボ(スリランカ)に着いたので、少し慌しい乗り換えになりましたが、マーレ着は定刻どおり21:05。
空港の建物を出ると、現地係員の指示でダイビングの免責事項に関する用紙を記入しながら他のお客さんを待ち、全員揃ったところでいよいよクルーズ船に乗り込みます。
やはりロイヤル号は準備が間に合わず、スーパーデラックス号での出発になるということでした。

マーレ沖に停泊しているクルーズ船まではドーニで移動します。
移動中、揺れるドーニの上で個々の器材をスーツケースから備え付けの器材入れに移し替えるのはひと苦労でした。(汗)
クルーズ船乗船後は、ダイニングでウェルカムドリンクを飲みながら部屋割りや明日からの事について説明があり、それが済むと明日に備えて休むべく荷物を持って部屋へ。
モルディブのクルーズ船は他では考えられないくらい贅沢な造りをしています。

ドレッサーの下に専用冷蔵庫が♪
早速、大量のおつまみを入れました(笑)

ベッドの足元側にクローゼットがあり、下段はエアコンが置いてあってここから風が吹き出します。

温度や湯量が安定しているのでシャワーは快適。
石鹸も新しいものが備え付けてありました。

水の出がとても良いのでトイレも快適。
タンクに水が溜まるまで延々と待つ必要もナシ。

スーパーデラックス号のダイニングの一部です。
柱の立っているところに階段があり、下の階はゲストルームになっています。
右奥のコーナーにはお湯のサーバーとティーバッグ(紅茶)、インスタントコーヒーが置いてあり、24時間いつでも好きな時に紅茶とコーヒーが飲めるようになっています。
その横にはクッキーが置いてあり、こちらもいつでも好きな時に口にできるようになっています。

さて、言うまでもなく私とToboは飛行機で飲んだアルコールでは物足りず、密かに宴の続きを始めたのでした。。。

 

2日目 2007年9月30日(日)  念願のモルディブダイブクルーズでのダイビングスタート!

いよいよ待ちに待った念願のモルディブクルーズでのダイビングスタートです!!
今回のルートは、北マーレ環礁→南マーレ環礁→アリ環礁南部(ジンベエ狙い)→アリ環礁東部→ラスドゥ環礁(ハンマーヘッド狙い)→北マーレ環礁を6日間かけて周るアイランドサファリの雨季定番ルートです。
基本は1日3本。4本目は追加ダイブになります。
ポイントまではドーニで移動し、クルーズ船はポイントの近くで待機しているスタイルです。

潜ったポイント
■1本目 北マーレ環礁/マーギリロック (Maagili Rock)
■2本目 北マーレ環礁/ランカンリーフ (Lankan Reef)
■3本目 南マーレ環礁/メドゥファル (Medhu Faru)

モルディブで潜るのは2002年以来、5年振り。
1本目はとにかく様子見ということで、カメラを持って入りましたがほとんど撮影しませんでした。(というより他の船の外人ダイバーに邪魔されて撮影は諦めました)
そして潜ってからふとダイコン(ダイブコンピュータ)を見ると"ダイブモードOFF"!!
な、何でーーーっ!!!? その場で設定変更できず、仕方なくゲージと睨めっこしながら"ゆるゆるダイビング"。。。

2本目のランカンリーフでのメインは何といってもクリーニングにやってくるマンタウォッチング!!
過去に"なんとなくマンタ(透明度が悪くまるで亡霊の様だった)"を見たことはあるけどハッキリと間近で見たことがなかったので、チラッと見れればラッキーぐらいに思ってました。
しかしそこはモルディブ!ぶつかりそうなくらい近くをマンタ4枚が交互に優雅に泳いでくれました。
日本人ガイドのイッシーは「今日は少なかったねー」と申し訳なさそうでしたが、私的にはこんなに間近にマンタを見たのは初めてだったので大満足♪

モルディブアネモネフィッシュ

ウミウシ かわいいですね〜♪

ホシゴンベ
3本目は南マーレに南下して16:30頃にダイビングスタートです。
少しずつ日差しが弱くなっていく中、活動を始めたホワイトチップがどこからともなく泳いできました。

ガラスハゼ

ホワイトチップ

クロユリハゼ
そして2日目もロイヤル号は現れず・・・

 

3日目 2007年10月1日(月)  ジンベエを探せ!!
潜ったポイント
◆1本目 南マーレ環礁/グライドゥコーナー (Guraidhoo Corner)
◆2本目 アリ環礁/マーミギリアウト (Maamigili Out) ← ジンベエ狙い!!
◆3本目 アリ環礁/マーミギリアウト (Maamigili Out)← ジンベエ狙い!!
1本目終了後にジンベエ狙いでアリ環礁に移動する為、今朝は少し早目にスタートで6時過ぎに1本目開始。
グライドゥコーナーは結構流れていて時々リーフにつかまりながらのダイビング。
ホワイトチップ数匹やロウニンアジ等が行き交っていました。

ロウニンアジ

キカモヨウウミウシ

ホワイトチップ

私達が本船に戻ると昼頃アリ環礁に到着する為、早速移動開始。
この時ドーニはまだ片付けの最中で、全く動く気配がありません。
気になって聞いてみると、本船に牽引してもらうのではなく後から自走してくる、と。スゴイ!
朝食の後は、読書、デッキで昼寝、ギターを弾く等、皆思い思いに洋上でのひとときを過ごします。

今日はジンベエスイムorダイブに備え、
アリ環礁到着前に早目の昼食を取りました。
そして予定通り昼前にジンベイサーチポイントに到着すると、既に1隻のクルーズ船がサーチを開始していました。

いよいよジンベエサーチ開始です。みんな真剣に"黒い影"を探して水面を睨んでいます。
あちこちでカジキが何度も大ジャンプを繰り広げ、時には2、3匹が次々とジャンプし、まるでイルカの様。
これはもう否応無しに期待が高まります。

クルー総出でジンベエサーチを始めて30、40分くらい経った時、「ジンベーーーッ!!!!」というイッシーの第一声を聞くが早いか否か、目の前のイッシーは見事な早業でフィンとマスクを着け海の中へドボンッ!
皆殺気立って次々に海に入る準備をしますが、間もなくイッシー帰艦。。。
ジンベイはあっという間に沖へ向かって泳いでいった・・・と。
更に40分くらいして再び「ジンベーーーッ!!!」の声が。
皆大急ぎでマスクとフィンを着け、カメラを手に次々と海へと飛び込みます。
私も必死になって前の人について泳ぎますが、水の中は皆が立てた泡だらけで方向を見失ってしまい、結局ジンベエを見ることはできませんでした。
海から上がって更にジンベエサーチは続きます。
日差しが強く照りつける炎天下で何時間もの間総出でジンベエを探し続けてくれるガイドやクルーの方達には本当に頭が下がる思いです。

しばらくすると自走してきたドーニが私達に追いつきました。
ドーニは私たちの後を追いながらもちゃっかり立派なバショウカジキを釣り上げてきていました。
もれなくこのカジキ達は「サシミ」となって夜の特別(=おまけ)メニューで食卓に提供されました。
そして三度「ジンベーーーッ!!!」の声が。
今度は逃すものか!!と大急ぎでマスクとフィンを着け海へ飛び込みます。
水面ではイッシーが時々水中を確認しながら皆に「こっち!」とジンベエのいる方向を指してくれていたので、必死になってその方向へ泳ぎ出します。
水の中を確認すると・・・いました!今度は目の前にジンベエがいます。
少しの間ジンベエを追いかけながら泳ぎますがあっという間に距離を離され、ジンベエは海の中へと消えていきました。
今日のジンベエはさっさと泳ぎ去ってしまう(イッシー談)為、ジンベエスイムでは満足に姿を見られません。
ならばせめてダイビング中に会えることを祈って14:11、マーミギリアウトで本日2本目のダイビングです。
それは潜行開始2分後のことでした。 潜行し終えてリーフに沿って泳ぎ始めたその時です!!
ベルが鳴り続けるのでふと後ろを見ると、なんとジンベエが我々の後ろから泳いできていたのです!!
「うわー、さすがデカイッ!」と感激しながら近づいてくるジンベエを捉えようとカメラのレンズキャップをはずして電源を入れますが様子がおかしい・・・慌てて確認すると「え"ーーー!!?」ハウジングのレンズ部分が曇っています。
気を付けてカメラを日陰に置いておいたのに、トホホ・・・です。
フレーム内の被写体の位置が確認できず、それでも執念でシャッターを押しましたがご覧の通り・・・(泣)
エキジットしてドーニに上がると、ドーニクルーが騒いでいます。 またしてもジンベエ出現!!
慌ててフィンをつけ直して海へ飛び込み、前の人に続いて泳いで行きます。
最初に飛び込んだ人は深めながらもジンベエを見れた様ですが、私が泳いで行った時には深場へ消えた後でした。
諦めてドーニへ戻ると私より更に遅れて海に入った人達がドーニの後ろで「ジンベエを見た!」と大はしゃぎ。
どうやら深場へ消えたジンベエはドーニの下に上がってきたようです。 残念!
気を取り直して3本目もマーミギリアウトへ潜ります。
もしかしたら・・・を期待して潜りましたがジンベエはお家へ帰った後みたい。。。

 

4日目 2007年10月2日(火)  待望のロイヤル号お目見えなるも?! & 無人島でのディナー
潜ったポイント(4本目は追加ダイブ)
▼1本目 アリ環礁南/ディドゥーコーナー (Didhoo Corner)
▼2本目 アリ環礁南/クダラティラ (Kudhara Thila)
▼3本目 アリ環礁中央/リーティティラ (Reethi Thila)ガレ場側
▼4本目 アリ環礁中央/リーティティラ (Reethi Thila)
クルーズ船に乗船して今日で3日目、ロイヤル号は未だ姿を見せず。
このクルーズ中にロイヤルが姿を見せることは無いかも・・・と誰もが不安に思い始めます。
天候にも見放されたのか昨夜はかなり強く雨が降っていて、夜明け前に目を覚ますとどんよりと黒い雲の中。
6時半過ぎにディドゥーコーナーで潜行開始しますがスッキリしない天気のせいか水の中も薄暗い感じ・・・
コーナーだけあって1本目からかなり流れてますが、壁一面を覆いつくすアカモンガラの群れを眺めながらダイビング。

ドクウツボ

ツバメウオ

キンギョハナダイ♂
晴れてくる気配は一向になく、朝食を済ませ曇り空の中、10時過ぎに2本目開始。
アカモンガラやキンギョハナダイがそこら中に群れ、ヨスジフエダイもぐちゃっと群れていました。

ホワイトチップ(和名 ネムリブカのとおり昼間はわりとこんなです)

アカモンガラが多すぎて5回シャッター切ってようやくこの1枚です・・・

ヨスジフエダイの群れ
。。

カーソルを乗せると画像が変わります。
ヒラムシ?ピンボケだけど左に写っているのは人差し指。ホントはこんなにチビ。

カーソルを乗せると画像が変わります。
ヒラムシ(名称不明)です。
この子もわりとチビなのがわかります。

カーソルを乗せると画像が変わります。
この子はヒラムシ?
それともイボウミウシの1種?
3本目はリーティティラのガレ場側。
ガイドのマウルーフが何かを見つけて遠巻きに教えてくれたんだけど穴に潜ってしまったのか、何度指差す方を探しても見当たらず結局何だったのだろう?と。(トールフィンシュリンプゴビーかな?)

タテヒダイボウミウシ

ウミスズメ

これは一体何?
今日は追加ダイブをすると言うものの、ダイブタイムが30分と聞いて皆「え〜〜」と不満を漏らしますが、ちょうどラマダン(※注)中で「クルーが早く食事をしたいと言ってきかない」とイッシーから聞いて、気持ちが分からなくでもないので納得。

注:ラマダーン=ラマダンとはイスラム教のヒジュラ暦(イスラム暦)の9番目の月のことを指し、この月の間イスラム教徒は日の出から日の入りまで断食・禁欲をします。
敬虔なムスリム(イスラム教徒)はその唾さえも飲み込むことをしないそうです。
4本目に潜るのは3本目と同じリーティティラのテーブル珊瑚が群生する方側。
エントリーして少し進むと大きなマダラエイが2匹仲良く泳ぎ去っていきました。
夕日を受けて薄暗くなり始めた水中の色とテーブルサンゴの影が幻想的な風景を作り出していました。

コクテンフグ

ヒトヅラハリセンボン

群生するテーブルサンゴ
エキジットして強いうねりに苦戦しながら器材を片付けていると、遠くに白い船の陰。
「あれ、もしかしてロイヤルじゃない?!」
やったぁーーー!!待ちに待ったロイヤル号がようやくお目見えです!!
間に合って良かった〜♪
スーパーデラックスに戻る間中、ドーニクルーがくれたドライナツメヤシを頬張りながら、皆ロイヤルの話題で持ちきりです。
4日待ったんだから無理もないか。。。(笑)
スーパーデラックスに戻ると、船の後方でスタッフ達が待ちきれずに食事をしていました。
チラッと覗いてみたら「どうぞ」と皆が勧めてくれるのでお言葉に甘えて1つ頂くことに。
結局「これも、これも」と皆が勧めてくれるので、勧められるままに全種類制覇。
スパイシーな味付けで揚げてあったり、どれもおつまみにピッタリ♪(いや、おつまみじゃなくて食事だから)
そして今夜は無人島でディナー。
ロイヤルへの移動はディナー後ということだったので、シャワーを浴びて食事に行く支度をします。


今回のクルーズで唯一、
船外での食事をする無人島。


ラマダン中の食事。右下はスイカのフルーツポンチ?です。

目の前の無人島までは2、3回に分けてディンギー(手前左)で移動します。
ディンギーを降りて誘導されるままに草むらを抜けると、反対側のビーチの波打ち際にトーチが灯されていて、トーチに沿って進むと、少し開けた所に大きなジンベエが横たわっていました。

「ジンベエ」といっても砂でできたジンベエで、私達がダイビングをしている間にクルー達が一生懸命作ってくれていたのだそうです。
残念ながら日中降った雨のせいで、口のライン以外の"いわゆる甚平模様"は落ちてしまいましたが、普段は黒い砂で背中の模様まで描いてあるそうです。
でも"白ジンベエ"、可愛かったです。

さて、食事の方はというと、バーベキューをメインにしたビュッフェ形式で、ジンベイの奥に写っているテーブルの上に様々な料理が並んでいて好きなものを好きなだけお皿に盛って食べます。

テーブル? もちろんテーブルはスタッフが作ってくれた砂のジンベエです! でもテーブルにするのはもったいないって思うのは私だけ??
ビールも運んでくれていて、クーラーボックスできんきんに冷えたビールで乾杯です。

帰りは洋服が濡れるといけないからと言ってスタッフがディンギーまでおんぶorお姫様抱っこをしてくれる丁重振り♪

夢見心地でスーパーデラックスに戻ってきた後は、大急ぎでロイヤル引越し作業。
早々に荷物をまとめて、いざ、ロイヤルに移動です。
お世話になったスーパーデラックス号のクルーとはここでお別れになります。
モルディブでは一般的に船には決まったクルーがつくことになってるみたいです。

まず驚いたのがダイニングルームの広さと豪華さ!!
その隣に続くラウンジには大型液晶テレビ。
いつの間にか皆でぞろぞろと船内ツアー開始です。(笑)
部屋の造りがそれぞれ違うことがわかり、いろんな人の部屋に入って中を見たりしていると、ここで次々に問題が・・・

新しいせいで船内はシンナー臭く、一部の部屋はまだ壁に塗ったニスが乾いてなくてベトベト。
中でも気の毒だったのが、最上階のスイートルームが1番塗装の臭いがきつくて咳き込む人がいる程。。。
更にスイートだけの特権"バスタブ"も問題ありで浸かれず。
他にもスペースが足りずに冷蔵庫のドアが少ししか開かない部屋、お湯が出ない部屋が続出、等々。
ようやくロイヤル号に乗船できたのに新たな問題が増え、一難去ってまた一難で頭を抱え込むイッシー・・・

ダイニングルームからラウンジへ

バーカウンター

カメラ・ビデオ専用室まで完備!!

デッキ

キャプテンルーム
スーパーデラックス号と比べると部屋は狭くなりますが、それでもスーツケース広げられるんだからやっぱり広いです。
シャワーブースは通常の2倍くらいの広さ。
ゴミ箱やトイレブラシなんかの小物も意外にオシャレなのを置いてあったり。

私の部屋はラッキーなことにシャワーのお湯も出たし、トイレもちゃんと流れて冷蔵庫のドアも問題なく開閉できたのでひと安心。。。

そして今回ロイヤル号の取材で来ていたダイビング雑誌のカメラマンさんもロイヤル号が間に合ってくれてまずはひと安心、といったところでしょうか。


奥に写ってる階段を下りて →

廊下の突き当たりに斜めに付いた →

ドアを開けると、こんな感じで部屋が。

 

5日目 2007年10月3日(水)  ようやく仕事(撮影)できますね。。。

潜ったポイント(4本目は追加ダイブ)
▼1本目 アリ環礁/マーラスティラ (Maalhas Thila)
▼2本目 アリ環礁/フィッシュヘッド (Fish Head)
▼3本目 アリ環礁/カルーティラ (Kalhu Thila)
▼4本目 ラスドゥ環礁/ラスドゥマディバル (Rasdhoo Madivaru)

昨夜は皆寝るのが遅かったから今朝は遅めの起床。
なので、1本目は8:46にエントリー。
天気は依然としてスッキリしないまま。。。
今日も朝から流れは強いですが、色とりどりのソフトコーラルがとてもきれいでした。

マダラタルミ

サンゴに群れるハナダイ

1本目のダイビングが終了して部屋に戻ると既にベッドメイキングも済み、部屋の片付けも済んでいました。
ベッドメイキングはモルディブのリゾート並みです。

お目当てのロイヤル号が昨日になってやっと登場し、新艇の撮影の為に来ていたカメラマンさんもこれで何とか報われた、といった感じですが、今度はお天気の方が芳しくなく・・・
無難に船内の方から撮り進めていくのかな?
2本目はマーヤティラと共にアリ環礁の人気ポイントになっているフィッシュヘッドへ。
とにかく魚影が濃いっ!! 一面を覆いつくすキビナゴの群れに、カスミアジの群れ、アジ系、ブリ系が集まってます。
魚影の濃さもさることながら地形的にも楽しめるポイントです。
そして終盤は名物ナポレオンとご対面。

カスミアジ

何とかBanded Trevally?

マダラハタ

キビナゴの群れ(ツバメウオの若魚の後ろ)

穴があったら入りたい!? アカモンガラ

ナポレオンフィッシュ

3本目のカルーティラは、フィッシュヘッドに負けず劣らずの魚影の濃さ。
クマザサハナムロやアカモンガラの群れにアジやブリ系のハンター達が何度もアタックしてました。
あまりの数の多さにシャッターを押す度にアカモンが被写体にかぶって何度もボツ(泣)
そしてリーフトップに上がるとアカモンガラの壁の向こうにグレイリーフシャークが!!
寄り過ぎてサメを遠ざけないように少し離れたところにいましたが、アカモンガラの壁に遮られるわ、サメの周りに付きまとう魚たちに邪魔されるわで、肝心なサメが見れません。
業を煮やした私はアカモンのカーテンをくぐってサメに接近することに。

モンハナシャコ

ツマリテングハギ

モルディブアネモネフィッシュ

アカモンガラ、ウジャウジャい過ぎ!

これじゃあサメが写せません(泣)

グレイリーフシャーク やっぱり邪魔が・・・

グレイリーフシャーク(和名:オグロメジロザメ)
今日も追加ダイブ(もちろん30分)をするというので参加しないわけにいきません。
4本目はアリ環礁の北東に位置するラスドゥ環礁です。
17:30、潜行を始めると薄暗くなってきた水中の下の方でホワイトチップがサンゴの間を動き回って餌を探し始めていました。
イッシーがウミシダに隠れるコマチコシオリエビを見つけて教えてくれました。
しかし写真を撮ろうとするとエビは隠れようとするし、かといってウミシダには直接触りたくないし、その上暗くてうまい具合にピントが合いませんでした・・・残念。

赤いウミシダには赤いコマチコシオリエビ、黒白のウミシダには白黒のコマチコシオリエビが隠れてました。
下の写真はロイヤルでの夕食の風景。
朝昼晩毎回そうでしたが、各席毎にナイフとフォークが左右にきちんと並べられ、きれいに形作られたナプキンがその間に置かれてコップとコーヒーカップも整然と並べられていました。

長テーブルにはフルーツやケーキ、プディング等のデザート類が並びます。

L字の棚にはパスタ、カレー、肉料理、付け合せ等の料理がずらりと並び、レパートリーも豊富です。

 

6日目 2007年10月4日(木)  とうとうダイビング最終日に・・・
潜ったポイント(4本目は追加ダイブ)
▼1本目 ラスドゥ環礁/ラスドゥマディバルコーナー=ビッグブルー (Rasdhoo Madivaru Corner=Big Blue)
▼2本目 北マーレ環礁/ランカンリーフ (Lankan Reef)
▼3本目 北マーレ環礁/ポテトリーフ (Potato Reef)
▼4本目 北マーレ環礁/バナナリーフ (Banana Reef)
とうとうクルーズでのダイビング最終日となってしまいました。
まず1本目は、まだ薄暗い早朝のラスドゥマディバルコーナーでハンマー狙い。
6時過ぎ、ドーニからエントリーすると、気持ちがパキッと引き締まるような紺碧の世界が上下左右に360度広がっていました。
30m前後の深場でしばらくサーチしますが、残念ながら今回はハズレの様です。
それでもがっかりしたというよりは、普段の根を中心に潜るスタイルとは別に、"360度何もない海の中を漂う"感がとても良かったです。
一方、海から上がるとお天気は良くなる気配どころか益々怪しくなりだします。スコール間違いなしです。
気を取り直して2本目は初日に潜ったランカンリーフで。
マンタは2枚と少な目だったけど、隣でマンタ待ちしていたMサキさんにツンツンと突付かれて指差す方を見ると足元にゴシキエビがいたり、目の前で落ち着きなく穴から出たり入ったりしているミナミギンポの動きや腹ぺこタイマイが人目も気にせずガツガツと食事に夢中になっているところを動画モードで撮影したりと十分楽しめました。

Mサキさんにツンツンと突付かれ左下を見るとゴシキエビが。

インド洋固有種のパウダーブルーサージョンフィッシュ

ひとしきり食べて気が済むとどこかへ泳ぎ去って行きました。
朝の悪い予感が的中。
2本目終了後、シャワーを浴びて後部デッキに出ると、見る見るうちに水平線に靄(もや)がかかりあっという間にスコールが。

遠くの暗い部分(右半分)がスコール

とうとう船のいる所にもスコールが・・・

あっという間に風雨が強まります。

スコールは20分程で止み、次第に雲の切れ間から太陽の光が差し込んできました。
ダイビング雑誌のカメラマンさんがこのチャンスを逃してはいけない!とばかりに集合写真の撮影スタート。
それに便乗して我々も自分のカメラでも!と大撮影会の始まりです。

3本目は砂地のポテトリーフでハゼ天国♪
潜行してすぐにトールフィンシュリンプゴビーがいたようですが、私は見つけられませんでした。残念・・・
諦めて反対を向くと何やらまたガイドが指差しますが一瞬何だかわかりません。
よーく見ると数メートル先にウツボの頭の様なものが砂地から出てました。(管状に伸びた鼻孔の様なものもあったような・・・)
一方ドラキュラシュリンプゴビーはわりと容易に見つけることができ、ランドールピストルシュリンプと共生してました。
それとチンアナゴの中に同じ動きをしている少し小さくて黒い個体を見つけたので帰国後調べてみると、まれに黒い個体がいるということがわかりました。 ラッキー♪

ウミヘビ科の魚?

チンアナゴ

左の普通種とのサイズ比もこんな感じ
←左が若い個体、右が成魚→
ドラキュラは成魚になると赤い線が入り、幼魚の時の体色は白黒
だけなので正にモルディブ版ネジリンボウですね。
幼魚も見つけましたが神経質な個体で、少し離れて撮影したので色が出てませんが参考までに。
同じ色味の写真で比較しても赤い線の有無がハッキリ分かると思います。
幼魚は成魚と比べると黒い線もまだ細いですね。

私達の願いも空しくお天気は回復しないまま、クルーズ最後のダイビングはバナナリーフで。
急激に水中が暗くなり、エキジットすると大粒の雨がバチバチと激しく振りつけて器材を片付ける間中痛かったです。
揺れるドーニで何とか器材を片付け、屋根のある操縦席付近の船首に集まってブルブルと肩を寄せ合いながらロイヤルへ。

戻る途中、イッシーがバハカリでガイドをしていた時のエピソードを聞かせてくれました。
安全停止をしていると海面がパッ、パッと明るくなり、雷が発生しているのがわかったので、しばらく水中で待機してから浮上したそうです。(海に落ちた雷の電気は水面を走って危険なんです。)
まあそれから比べればまだマシですね。


ブリーフィング風景です。

オトヒメエビ

ドクウツボ
最後の夜となる今夜はモルディブ料理のディナーで締めくくりです。
料理の説明や食べ方をレクチャーしてくれるのはガイド暦の長いモルディブ人ガイドのマウルーフ。
一通り説明を受けて、いざ!モルディブ料理を楽しみます。

いつもこの状態。まるでどこかのレストランみたいですね。

モルディブ料理の一部です。

好きな具材を選んでお皿に取ります。

選んだ具材を手で潰し、ライムを搾って混ぜて食べます。

 

7日目 2007年10月5日(金)  さようならロイヤル号、お疲れ様スーパーデラックス号

いよいよ空港近くまで戻って来てしまいました。
さすがクルーズ船やドーニをはじめたくさんの船がいます。 と、その中に正に沈んだばかりのドーニを発見。
どうも昨日の嵐でやられたようです。
改めて自分達が無事で良かった、と思ったのでした・・・


アイランドサファリ・ロイヤル号

飛行機まで自分で歩いて行きます。

搭乗は機体後部から。

 

8日目 2007年10月6日(土)  成田到着

とうとう成田に着いてしまいました・・・
今回はハンマーヘッドは逃しましたが、ダイビング中にマンタにもジンベエにも遭遇できた上に、思いがけずスーパーデラックス号とロイヤル号の両方に乗船できました。
個性豊かなダイバーや親切なスタッフと過ごせた、いろいろな意味で思い出深い最高のクルーズとなりました!!!

バラーバル(※注)、モルディブ!!!!!
注:モルディブで話されているディベヒ語で「最高、素晴らしい」という意味です。
モルディブ人に「元気?」と聞かれた時にも「バラーバル(元気だよ!)」と答えられるので是非使ってみて下さい!!


そしてまた帰りがけに近所の回転寿司へと吸い込まれて行く私でした。。。